「なにわあきんど塾」は、1986年に大阪市が若手会社経営者の育成を目的に始めた経営塾です。
現在は、大阪市経済戦略局の外郭団体である公益財団法人大阪市都市型産業振興センターが運営をしています。本塾は、次代を担う会社経営者を対象に経営の基礎的知識を身につけると共に、会社経営者に求められる経営の先見性、戦略性、実行力について1年かけてバランスよく経営管理スキルを体得するプログラムを提供しています。
毎年4月に開講していますが、2015年に第30期という節目を契機に、元関西経済連合会会長で、現在は公益財団法人大阪市都市型産業振興センター理事長、住友電気工業株式会社名誉顧問である川上哲郎氏の後任として、2015年度開講より当社会長の秋山千尋が塾頭に就任し、中小企業の経営者育成で地域活性化にも取り組んでおります。
なにわあきんど塾30期生の皆様方、開講から30周年を迎える節目の年に御卒業、誠におめでとうございます。あっという間の一年間だったでしょう、塾生同志の出会いから、今は強い絆に結ばれた、友情という資産が出来上がったわけです、一生大事にして下さい。
私も就任早々なので年間カリキュラムの内容を勉強したいと思い、少しの期間でしたが塾生の後ろの方に座り講師の方々の指導に聞き入りましたが、予想以上に経営者の資質を高める研修内容には感銘を受けました。
その上、振興センターの女性スタッフの方々と講師陣との息のあった一体感が、塾生にとってもアットホーム的な雰囲気で研修意欲の向上に繋がったように思いました。
今活力ある日本再生のポイントになるのが企業の「グローバリゼーション」への挑戦ですが、それには企業経営者のレベルアップが一番大切です。今迄の経験や既成の経営プロセスでは通用しない時代です。
従来のマニュアルで規格化された社員を量産しても、企業の成長に少しも繋がらない時代になっています。原因は、世の中の価値観がスピーディーに予測もつかない変革を繰り返されているからです。
それは第3次産業革命といわれる情報技術等のIT社会の出現です。しかし、基本的な経営の基盤はいくら時代が変わっても変わりません。塾で学んだ学習を、くり返しくり返し実践実行し続けて頂く事が自社企業、成長の近道です。
締めとして、今後、皆様方が一層頑張っていかれる言葉として送らせて頂きます。
なにわあきんど塾 塾頭 秋山 千尋
平成28年4月7日 於:大阪産業創造館
なにわあきんど塾の詳細については、下記をご覧ください。