焼き付き（かじり）防止性能が高いナット・ボルト

やきつかナット/ボルトは「どうやったら、焼き付くの？」と聞かれることがあります

「やきつかナット®/やきつかボルト®」は独自開発した多層めっきで仕上げた、焼き付き（かじり）防止性能が高い商品です。日本水道協会が規定する「焼き付き防止処理試験」をクリアしています。
ボルト・ナットが焼き付くことで発生する交換作業や、設備のメンテナンスなどの作業ロスを減らしつつ、設備の寿命を伸ばすことができます。

メリット

• ねじ面・座面の摩擦係数の低減効果で、軸力UP！
  滑り性の良い錫めっき仕上げのため、ねじ面・座面の摩擦係数が低減し軸力がUPします。


• 焼き付き防止剤よりもオーバートルクのリスクが低減！
  摩擦係数が低すぎないため、オーバートルクや軸力過剰による本体の折れ・ねじ山が破損するリスクが大幅に軽減されます。


• 幅広いコスト（人件費・労務費・材料費）削減効果！
  焼き付いたボルト・ナットの交換作業にかかる時間が削減できると、「人件費」「工具への負荷」「作業に関わるケガのリスク」「ボルト・ナットの廃棄ロス」など、幅広いコスト削減効果が期待できます。


• 作業時間の短縮により効率UP！
  ボルト・ナットの交換作業にかかる時間のブレが無くなれば、作業時間を読みやすくなりスケジュール管理上のムダを減らすことが出来ます。また、ナット・ボルト自体に処理がされおり、潤滑剤のように「塗る」工程がないため作業時間を短縮できます。


• メンテナンスの精度UPで設備の寿命がUP！
  作業が簡素化することでメンテナンスの頻度と精度がUPし、設備の寿命の延長が期待できます。


• 御社製品の顧客満足度向上に！
  納入した機械をお客様がメンテナンスされる場合、お客様の負担が軽減することで顧客満足度の向上につながり、営業時のPR材料になります。


• ドライ仕上げなので「そのまま」「すぐに」「汚さず」使える
  潤滑剤でも焼き付きは起きないけど・・・「塗布するのに手間がかかる」「ボルト周辺が潤滑剤で汚れる」といった課題は、やきつかナットのドライなめっきコーティングでは気にする必要がありません。

デメリット

• 少量生産には向かない
※ただし、完成品の販売を行っておりますので、少量のお求めも可能です。

やきつかナット®/やきつかボルト®とは

「やきつかナット®/やきつかボルト®」は、岸和田ステンレス(株)製の良質なステンレスのナット・ボルトと、 独自開発した多層めっき構造(錫めっき仕上げ)の組み合わせで構成された、焼き付き・かじり防止性能が高く、摩擦抵抗を抑えた使い勝手が良い製品です。多層めっき構造の中間に「熱を逃がすめっき層」があり、仕上げは滑り性の良い錫めっきを施すことで、「焼き付きにくい」 「施工しやすい」「品質ばらつきが小さい」仕上がりとなります。また、ドライ仕上げのため液垂れがなく、見栄えのいい出来上がりになります。 手作業で塗る潤滑剤とは異なり、均一な品質で安定感が違います。日本水道協会が規定する「焼き付き防止処理試験」を5回で合格のところ、8回の締め付け・締め戻しをしても焼き付き・かじりは発生しません。
こちらによくある質問を記載しております。また、こちらに 詳細な各種試験結果を記載しております。

焼き付き防止性能比較（イメージ）

※ボルト・ナットのサイズにより、焼き付き防止剤・やきつかナットの効果は変動します。上記グラフは目安（イメージ）としてご検討ください。

やきつかナットとSUS素材　焼き付き耐久力比較

・実験条件

M8ボルト・ナットをインパクトドライバ(110N・m)で、「締め付け」→「緩める」を10回繰り返し
※M8の標準トルク(13.2N・m)に対し、110N・mで実施(通常の約8倍)