やきつかナット®/やきつかボルト® についてよくある質問

SUSは放熱性が悪いために、締め付け時に発生する摩擦熱と荷重でボルトとナットのネジ部が溶解・付着することで外れにくくなると言われています。

多層めっき構造になっており、中間に「熱を逃がすめっき層」があり、仕上げは滑り性の良い錫めっきを施すことで、「焼き付きにくく」「施工しやすい」「品質ばらつきが小さい」仕上がりとなります。

ございません。焼き付き防止処理が無いものと比較して、ねじ面・座面の摩擦係数の低減により軸力がUPします。

汎用的な寸法のボルト・ナットでは問題ありません（めっき膜厚：約15μ）。特注品の場合はご注意ください。

基本的には、ボルトかナットのどちらかでＯＫです。ナットを使用される場合はナットに、ナットを使用しない場合はボルトやねじ・ビスにめっき処理したものをご活用ください。

めっきなので密着性が高いです。樹脂コーティング剤のように摩擦によって塗膜が剥がれるような現象はありません。

環境によりますが、SUS面と比較してめっき面の耐食性能が大幅に劣化することはありません。

耐熱環境によりますが、目安となる推奨値は400℃です。

ボルト（SUS）とやきつかナット（Sn）は異種金属結合になりますので、ナット外側に電食が発生します。しかし内部のネジに影響は無く、実際の焼き付き防止性能に影響はございません。

潤滑剤などめっき以外の特別なコーティングは施しておりません（ドライ仕上げ）。

めっきしたものを溶接すること自体は可能です。しかし溶接の熱でめっき被膜は溶出しますので、本来の焼き付き防止性能が得られなくなる可能性があります。

弊社でボルト・ナットを調達し完成品を販売しております。めっきだけの対応（材料ご支給）も可能。どちらか選択できます。

真鍮・鉄・チタンなど金属品はおよそ対応可能です。六角に限らず袋ナット・穴付きボルトなど、お問い合わせください。

すぐ量産対応できるのは、ナットがM2～M30、ボルトがM2～M14です（それ以外のサイズは別途ご相談）。

締結時にSUS品と同等の金属粉が発生するなどの事情により、現行品では不可となります（相応の仕様は現在、開発中）。

ナット（M4～M12）はすぐにお渡しできます。ボルト・ネジはご要望の種類・サイズをご連絡ください。

一般でご購入の皆様はモノタロウのストアより、527円～ご購入できます。量産の場合は別途お見積致します。

汎用品以外でも承っております。材質が特殊な場合は、一度ご相談ください。素材のご支給をお願いすることがあります。